第1回は、囲碁のルールを「3つ」だけ紹介しました!
前回の記事はこちら。
第2回は、知っておかないといけない「石の生き死に」、永遠に繰り返してしまう不思議な「コウ」の形ついて解説します。
①「石の生き死に」
黒と白の石を使って遊ぶゲーム「囲碁」。
その中で、石が「生きている」、石が「死んでいる」と表現する場合があるのです。
どういうことなんだろう?って思ってしまいますよね。
まず、下の図を見てみて下さい。
白の石が、黒の石に囲まれていて取られる直前の「アタリ」の状態です。
次の図のように、黒1と打たれると、
このように白の石は全部取られてしまいます!
ちょっと、前の図に戻ってみましょう。
このような図で、
黒にAと打たれると、白の石は全部取られてしまいます。
つまり、白の石はどうやってももう取られてしまうので、この白の石を「死んでいる」と表現するのです。
同じように「黒は白の石を取ったね」とか、ちょっと物騒に聞こえるかもしれませんが、囲碁では「黒は白の石を殺したね(取ったねと同じ意味)」と言ったりもします。
このように助からない状態を囲碁では、石が「死んでいる」というのです。
では、「生きている」というのは?
生きているというのは、石が絶対に取られない状態のことです。
囲碁では、それを「生きている」と表現します。
下の図をご覧ください。
先程と同じように、黒は白の石を囲んでいるのですが、
Aは「打ってはいけないところ(着手禁止点)」、同じくBも「打ってはいけないところ(着手禁止点)」、このように黒が打ってはいけないところが2ヶ所ある石は、どうやっても取ることができません。
また、AとBといったような箇所を「眼(め)」とも言います。
囲碁は「眼」が2つある石を取る事がこのことが出来ないので、「二眼(にがん)」があって「生きている」と表現するのです。
「絶対に取られない形=生きている」ととらえてみて下さい。
二眼は、入門教室に通ったりすると、3回目、4回目で習うような事柄なので最初の内は「二眼」って言葉があって、石には生きると死ぬがあるんだなぁくらいでとらえてもらっても十分だと思います。
②「コウ」の形
次に、永遠に繰り返してしまう不思議な形「コウ」について解説します。
こちらの図をご覧ください。
真ん中の白△の石がアタリになっています。
黒1と打てば、白△の石は取り上げることができます。
黒が取った後に出来る図は、こちらです。
同じく黒△の石が「アタリ」になっているのに気づきますか?
ということは、
白2と打てば黒△の石を取る事ができるんですが、
実は、この図は、黒1と白2と取ったり取られたりが永遠に繰り返してしまうのです。
実際に図を作れば、理解しやすいと思いますが、
このようになると永遠に取る手を繰り返してしまうとゲームが終わりませんので、囲碁には「コウ」を取られたら、すぐに取り返すと反則負けというルールがあるのです。
実際の対局で、ウッカリ取ってしまわないように気をつけて下さいね。
今回は、知っておかないといけない「石の生き死に(二眼)」と、永遠に繰り返してしまう不思議な「コウ」の形ついて解説しました。
次回は、細かいルールや、対局のマナーを補足していきたいと思います!
やってみたい!という方には…
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