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マンガとリアルが交差する、高校生たちの青春。「伍と碁」杯ハイスクール囲碁フェスティバル2025

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今回は、週刊ヤングマガジンで連載中の囲碁マンガ『伍と碁』をきっかけに開催された、高校生向け囲碁イベント「伍と碁」杯ハイスクール囲碁フェスティバル2025に潜入してきました!©蓮尾トウト・仲里はるな/講談社
まるで“マンガの続きを目の前で見ている”かのような、青春と情熱がぎゅっと詰まった 大会の様子を、たっぷりお届けします!

目次

大会の背景にある想いとは?
高校生たちの青春
参加者インタビュー!
原作者・蓮尾トウト先生が登場!?
チャンピオン戦!ついに決着!
“囲碁の入口”としての新しい形

大会の背景にある想いとは?

こちらの大会は「囲碁の面白さを、もっとたくさんの高校生に知ってほしい!」という想いから生まれました。

写真:JR市ケ谷駅から日本棋院エントランスにまで、伍と碁杯への気持ちが高まってきます

きっかけとなったのは、週刊ヤングマガジンで連載中の人気マンガ『伍と碁』。マンガの中で描かれる“囲碁を通じた情熱と青春”をリアルの世界でも体験してほしい、そんな願いが込められています。
会場では、棋力に合わせて【棋力認定大会】と【チャンピオン戦】の2部門を開催。

初心者から経験者まで、誰でも気軽に楽しめる大会となっており、会場いっぱいに囲碁を通じて繋がる高校生たちの輪が広がっていました。

高校生たちの青春

会場に入ると、高校生たちが対局に向けてそれぞれの時間を過ごしていました。
詰碁で集中力を高める姿、友人と碁盤を挟んで会話を楽しむ姿、『伍と碁』のキャラクターになりきって会場を盛り上げるグループの姿も見られます。

写真左:開会式の様子:ヤングマガジン森編集者からメッセージ
写真右:伍と碁監修棋士 寺山怜六段からのメッセージ

伍と碁の監修棋士でもある寺山怜六段の対局開始の合図とともに、一斉に対局が始まると、先ほどの雰囲気とは打って変わって、会場は一瞬で静寂に包まれました。

 盤面を見つめる真剣なまなざし、石を打つ音、そして対局後に交わされる検討の声など
 囲碁の魅力がぎゅっと詰まった空間が広がります。
さて、優勝は誰の手に渡るのでしょうか・・・?

参加者インタビュー!

大会の休憩時間に、参加者の皆さんにお話を聞いてみました。最初は葉月ちゃん衣装の高校生!

「友だちに誘われて囲碁部に入りました。ある日、カラオケの広告で『伍と碁』が流れてきて気になって読んでみたら、すっかり葉月ちゃん推しになっちゃって…。
この衣装、自分で作ったんです!


葉月ちゃん以外にも吹き出しを持った様々なキャラクターが会場に出没し注目を集めていました。伍と碁から生まれた大会ならではの光景ですね!

続いては、楽しそうにお昼を食べていた宇都宮高校囲碁部の皆さんです!
まるで漫画から出てきたような五人組。こちらも伍と碁にぴったりですね。

「栃木から囲碁部メンバーで来ました!ほとんどが初心者から囲碁をはじめています。みんなでオリジナルTシャツを着るくらいみんな囲碁が好きです!」
おそろいのTシャツは一体感がでて、とても良いですね!

さて、次は最遠方から参加のこちらの高校生!

 「宮城から来たんですよ!SNSでこの大会を知って、面白そうだなと思って申し込みました。友人も誘って連れてきちゃいました!(笑)」

皆さんの言葉や表情から、この大会を心から楽しみにしていた気持ちが伝わってきました。

原作者・蓮尾トウト先生が登場!?

さて取材を進めていると『伍と碁』の原作者・蓮尾トウト先生の姿を発見!
時間はわずかでしたが、先生に直接お話を聞くことができました。

――21年ぶりの週刊連載囲碁マンガ。この作品に乗せる想いをお聞かせください!
 「作品としての面白さを大事にしつつ、マンガをきっかけに囲碁の楽しさや奥深さも伝えられたら嬉しいです。ただ、漫画としての面白さと囲碁の要素のバランスには気をつけていて、どちらも自然に楽しめるように工夫しています。」

――今回の大会はマンガのシーンが現実になっているようですね
 「最初は自分の頭の中だけにあった物語が、作品となり、さらに今日の大会のようにリアルな形で目の前に広がると、とても感慨深い気持ちになります。囲碁界の活性化に少しでも繋がればいいなと思います。」

――会場には、葉月ちゃんはじめ様々なキャラクターがいましたね。
「マンガをきっかけに囲碁を知った高校生たちが、こうしてコスプレをしたり友達をつくったり、楽しみながら参加できる大会は珍しいので、楽しんでもらえてとても嬉しいです。」

――10月6日に単行本第3巻発売決定!今後の見どころは?
 「主人公が5人のライバルとどのように戦い、どのように成長していくのか。まだ出てきていないキャラクターがどんな人物なのかにも注目しながら、今後の展開もぜひ楽しみにしていただけたらと思います!」」

蓮尾トウト先生、今回は貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。
これからの『伍と碁』の展開から、ますます目が離せません!

チャンピオン戦!ついに決着!

昼休みをはさんで始まった午後の部がスタート!

再び対局がはじまると、会場の空気がピンと張り詰めます。

午後には、寺山怜六段による特別指導碁コーナーも登場し、参加者たちは真剣にアドバイスを受けながら対局を進めました。

そして四回戦まで進み、激戦の末ついに・・・優勝者が決定。
「伍と碁」杯チャンピオン戦の優勝者は竹内怜櫂さんでした。おめでとうございます!

最後は参加者で記念写真をパシャリ!

大会が終わった後も、出会った友達同士で連絡先を交換したり、写真を撮ったりして楽しむ姿が見られました。
勝ち負けだけでなく、囲碁を通じて人と人が繋がっていくことこそが、この大会の一番の成果と言えるかもしれません。

大会の景品:サイン入り伍と碁単行本

“囲碁の入口”としての新しい形

今回の「伍と碁」杯は、初心者から有段者までがフラットに対局し、交流できる大会です。
全国高校囲碁選手権が“囲碁の甲子園”なら、この大会は“囲碁を好きになる入口”のような存在です。

「囲碁が好き」という共通の想いをもった高校生たちのキラキラとした姿が会場のあちこちで広がり、囲碁の楽しさと青春がぎゅっと詰まった一日となりました。

棋力に関わらず、「囲碁って楽しい」「また打ちたい」「友達ができた」などそんな今日の気持ちが、きっと次の一歩につながっていくはずです。
そして、この大会でできた友人たちは、これからも仲間であり、時にはライバルとして囲碁の道を共に歩んでいくことでしょう。

囲碁に興味を持っている皆さん、『伍と碁』を読んで、ぜひ囲碁の世界に飛び込んでみませんか?

<伍と碁紹介>

『伍と碁』 【無料公開中】 | ヤンマガWeb

単行本3巻発売中!

©蓮尾トウト・仲里はるな/講談社

<当日の実況X>

https://x.com/Nihonkiin_pr/status/1974751144242225633

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